『ゴールデンカムイ』人気キャラの魅力を徹底解説!杉元・アシㇼパ・第七師団まで紹介

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『ゴールデンカムイ』という作品をご存じでしょうか?タイトルだけでは内容を想像しにくいかもしれませんが、このタイトルこそ作品を象徴しています。今風に言うなら「無職になった元最強兵士のオレ、北海道で金塊を探す」でしょうか。連載開始当初から漫画好きの間で「面白い!」と話題になり、2016年にはマンガ大賞を受賞。その後アニメ化、実写化とメディアミックスされ、幅広いファンを獲得しました。

私もオタク友達から「今一番面白いから読んでみて」と勧められたのが、この作品との出会いです。「そんなに言うなら」と軽い気持ちで読み始めたところ、展開の速さと個性的すぎるキャラクターたちに一気に魅了され、すぐに全巻揃えてしまいました。今でも大切に本棚に並べています。

今回は、そんな『ゴールデンカムイ』の魅力を、キャラクターを中心にご紹介します。

・まずはサクッと!『ゴールデンカムイ』ってどんな作品?
・これだけは覚えたい!『ゴールデンカムイ』主要キャラクター早見表
・不死身の杉元&アシㇼパ!物語の中心となる2人の魅力
・鶴見・月島・鯉登が濃すぎる!第七師団の人気キャラを紹介
・土方歳三だけじゃない!刺青囚人&個性派キャラにも注目
・アニメ版の声優&実写版キャストもまとめてチェック!
・推しキャラを見つけると『ゴールデンカムイ』はもっと面白い!

まずはサクッと!『ゴールデンカムイ』ってどんな作品?

『ゴールデンカムイ』は2014年から2022年まで『週刊ヤングジャンプ』で連載された野田サトルによる漫画です。タイトルは英語で金を意味する「ゴールデン」と、アイヌ語で神や神格的な存在を意味する「カムイ」を組み合わせたもの。北海道を舞台に、アイヌの金塊を巡る争奪戦が描かれます。

あらすじ

物語は日露戦争後から始まります。主人公・杉元佐一は日露戦争から生還した元陸軍兵。戦死した親友との約束を果たすため、北海道で砂金を採っていました。そこで偶然「アイヌから奪われた莫大な金塊」の噂を耳にします。金塊を奪った男は網走監獄に収監され、金塊の在りかを示す暗号を囚人たちの体に刺青として彫ったというのです。暗号を解くためには、脱獄した刺青囚人たちを探さなければなりません。杉元はそこで、アイヌの少女・アシㇼパと出会います。

金塊とアシㇼパの父親には深い関係があることがわかり、2人はそれぞれの目的のために手を組むことに。こうして、杉元とアシㇼパの北海道を巡る金塊争奪戦が始まります。

これだけは覚えたい!『ゴールデンカムイ』主要キャラクター早見表

杉元佐一(スギモト サイチ)

本作の主人公。日露戦争を生き抜いた元陸軍兵で、驚異的な生命力から「不死身の杉元」と呼ばれています。普段は情に厚く優しい人物ですが、戦闘では敵を倒すことをためらわない凄みも持っています。

アシㇼパ

本作のヒロインで、利発なアイヌの少女。狩猟やアイヌ文化について豊富な知識を持ち、杉元の相棒として旅をします。子供でありながら強い信念を持つ、物語の中心人物です。

白石由竹(シライシ ヨシタケ)

刺青囚人の一人で「脱獄王」を自称する男。関節を外すなど驚異的な脱獄技術を持ちます。女とギャンブルが大好きなお調子者ですが、杉元とアシㇼパにとって欠かせない仲間になります。ファンの間では「真のヒロイン」と呼ばれることもあります。

尾形百之助(オガタ ヒャクノスケ)

第七師団に所属していた凄腕の狙撃手。冷静で何を考えているのかわからない独特の雰囲気を持ち、自らの価値観に従って行動します。作中でも屈指の人気キャラクターです。

谷垣源次郎(タニガキ ゲンジロウ)

元マタギの陸軍兵。雪山での行動や狩猟に長け、義理堅く女子供にも優しい人物です。曲者だらけの本作では貴重な「まともな感性」の持ち主でもあります。作者野田サトルのキャラクター愛が強すぎて、様々な苦難を受けます。

土方歳三(ヒジカタ トシゾウ)

新選組副長・土方歳三その人。箱館戦争で死亡したと思われていましたが、実は網走監獄に収監されていました。ある目的を果たすため、自らも金塊争奪戦に参加します。

鶴見篤四郎(ツルミ トクシロウ)

第七師団中尉。金塊を狙う第七師団の中心人物です。知力、戦闘力、人心掌握術に優れ、癖の強い部下たちをまとめ上げる強烈なカリスマ性を持っています。

月島基(ツキシマ ハジメ)

月島軍曹

第七師団軍曹で、鶴見中尉の右腕。比較的冷静で常識的な人物であり、ロシア語通訳も務めます。暴走しがちな鯉登少尉のお守り役でもあります。。

鯉登音之進(コイト オトノシン)

鯉登少尉

第七師団少尉。海軍少将を父に持つお坊ちゃまで、鶴見中尉に心酔しています。身体能力が高く薩摩自顕流の使い手ですが、感情表現が豊かでどこか憎めない人物です。

不死身の杉元&アシㇼパ!物語の中心となる2人の魅力

杉元佐一の魅力

個人的に杉元最大の魅力は、不屈の精神と人間性の高さだと思います。どれほど体が傷ついても生きることを諦めず、必要とあれば真冬の北海道から樺太までアシㇼパのために進んでいきます。そして杉元は、アシㇼパを子供だからと軽く扱いません。常に彼女の考えを聞き、一人の人間として尊重します。どんな状況でも「アシㇼパさん」と呼び続けるところにも、2人の対等な関係性が表れています。また、異文化であるアイヌの習慣や考え方を否定せず、まず知ろうとする姿勢も杉元の魅力です。

一方、戦闘では驚くほど容赦がありません。仲間を守るためなら敵に立ち向かい、必要であれば敵とも一時的に手を組む。その優しさと恐ろしさが同居しているところが、杉元という主人公の格好良さだと思います。

アシㇼパの魅力

アシㇼパは幼くして両親と離れ、祖母とコタンで暮らしてきました。父から教えられた知識を受け継ぎ、アイヌ文化を大切にしながら大自然の中を生き抜いています。しかし、ただ伝統を守るだけではありません。杉元たちとの旅を通して新しい文化や考え方にも触れ、自分なりにアイヌの未来を考えるようになります。

金塊を狙う大人たちは、それぞれの目的のためにアシㇼパを利用しようとします。それでも彼女は自分の意思を失いません。それどころか、そのまっすぐさに触れた人々のほうが変わっていきます。

人を巧みに操る鶴見中尉とは正反対の、人を自然と動かしてしまうカリスマ性。それこそがアシㇼパ最大の魅力ではないでしょうか。

鶴見・月島・鯉登が濃すぎる!第七師団の人気キャラを紹介

杉元たちの前に立ちはだかる最大勢力が、鶴見中尉率いる第七師団です。

鶴見篤四郎の魅力

鶴見中尉は敵でありながら、なぜか目が離せない人物です。情報将校として活動した経験を持ち、人の心を読むことに長けています。相手のつらい過去に寄り添うこともあれば、あえて傷を刺激することもある。そうして相手を自分に依存させ、癖の強い部下たちをまとめています。

さらに物語が進むにつれ、ロシアでの過去や家族にまつわる出来事も明らかになり、「鶴見中尉は本当は何を求めているのか?」という謎が深まっていきます。味方にも敵にも本心を簡単には見せない。その底知れなさが最大の魅力です。

月島基の魅力

月島軍曹の魅力は、忠誠心と人間臭さです。死刑を待つ身だった月島を救い、生きる目的を与えたのが鶴見中尉でした。その恩に報いるためロシア語を猛勉強し、通訳を任されるまでになります。

しかし物語が進むにつれ、鶴見中尉への信頼に揺らぎが生じます。それでも誰かに答えを与えてもらうのではなく、自分が何を信じるのかを自分自身で選ぼうとします。

命令に忠実な軍人だった男が、自分の人生について考え始める。その変化に惹かれる読者も多いのではないでしょうか。

鯉登音之進の魅力

鯉登少尉の魅力は、とにかく感情に素直なところです。陰謀と裏切りが渦巻く作品の中で、喜怒哀楽を全力で表現する鯉登は、見ているだけで安心します。

名家に生まれながら、優秀な父や兄に対するコンプレックスを抱えている一面もあります。そして鶴見中尉に対しては完全にファン状態。ブロマイドを胸ポケットに入れ、眺めては興奮する姿はとても可愛いです。

そんな青年が戦いや月島との関係を通して成長していく姿も見どころです。

土方歳三だけじゃない!刺青囚人&個性派キャラにも注目

『ゴールデンカムイ』には24人の刺青囚人をはじめ、とにかく強烈な人物が次々登場します。

刺青囚人

牛山辰馬(ウシヤマ タツウマ)

「不敗の牛山」と呼ばれる柔道家。ヒグマと戦えるほどの怪力を持つ一方、女性には紳士的な無類の女好きです。アシㇼパからは尊敬を込めて「チンポ先生」と呼ばれています。この呼び名だけでも本作のすごさがわかります。

家永カノ(イエナガ カノ)

家永カノ

「札幌世界ホテル」の女将として登場する元外科医。美しい女性に見えますが男性です。「同物同治」という考えから、自分が理想とする体の部位を持つ人間を食べようとする危険人物。それでも医師として杉元たちを助けるなど、一言では説明できない魅力があります。

二瓶鉄造(ニヘイ テツゾウ)

有名なマタギで、エゾオオカミを仕留めることに執念を燃やします。野生と狩猟に生きる男で、名言は「猟師の魂が勃起する!!」。『ゴールデンカムイ』らしさを序盤から読者に叩き込んでくれる人物です。

辺見和雄(ヘンミ カズオ)

善良そうな見た目とは裏腹に100人以上を殺害した殺人犯。「命の煌めき」に異常な執着を持ち、自分を最高の形で殺してくれる相手を探しています。杉元に出会った辺見は「この人に殺されたい」と熱望し、最後までその願望を貫きます。

動機も行動もまったく理解できません。それなのに大変魅力的で、実は私が一番好きなキャラクターです。

大沢房太郎(オオサワ フサタロウ)

「海賊房太郎」の異名を持つ素潜りの達人。自分の王国を作るという壮大な夢をかなえるため金塊を探しています。最初は杉元たちを利用しようとしますが、行動を共にするうちに関係性が変化していく人物です。

個性派キャラ

キロランケ

アシㇼパの父・ウイルクの古い友人。ロシア語、アイヌ語、日本語、ウイルタ語、ニヴフ語を操り、杉元たちの旅を支えます。一方、その正体はパルチザンで革命運動に関わった人物。アシㇼパを大切に思う気持ちと、自らの目的のために彼女を利用しようとする思惑が共存しています。

インカㇻマッ

インカラマッ

よく当たると評判のアイヌの占い師。妖艶な美女で、アシㇼパの父・ウイルクとも過去に縁があります。当初は敵か味方かわからない謎めいた存在ですが、谷垣との出会いによって人生が大きく変化していきます。

ウイルク

ウイルク

アシㇼパの父で、刺青囚人に暗号を彫った金塊争奪戦の重要人物です。穏やかで理知的に見える一方、目的のためなら恐ろしいほど合理的な判断も下します。彼の過去と思想が明らかになるにつれ、それまで見えていた物語の意味そのものが変わっていくところも『ゴールデンカムイ』の面白さです。

ソフィア・ゴールデンハンド

ソフィア

ウイルクとキロランケがかつて関わったパルチザンのリーダー。ロシア貴族出身で高い教養を持ちながら、収監生活を経て屈強な女傑となりました。アシㇼパたちの戦いにも深く関わる重要人物です。

アニメ版の声優&実写版キャストもまとめてチェック!

画像引用元:ゴールデンカムイ公式サイト

『ゴールデンカムイ』はアニメ版、実写版も見どころ満載です。特に実写版は、原作キャラクターの雰囲気をどのように再現しているのか、アニメ版と見比べてみるのもおすすめです。個人的には、鶴見中尉と土方歳三の実写版が必見です。

アニメ版サイト:TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト
実写版サイト :映画『ゴールデンカムイ』公式サイト

  • 杉元佐一
    声優:小林親弘/俳優:山﨑賢人
  • アシㇼパ
    声優:白石晴香/俳優:山田杏奈
  • 白石由竹
    声優:伊藤健太郎/俳優:矢本悠馬
  • 尾形百之助
    声優:津田健次郎/俳優:眞栄田郷敦
  • 谷垣源次郎
    声優:細谷佳正/俳優:大谷亮平
  • 土方歳三
    声優:中田譲治/俳優:舘ひろし
  • 鶴見篤四郎
    声優:大塚芳忠/俳優:玉木宏
  • 月島基
    声優:竹本英史/俳優:工藤阿須加
  • 鯉登音之進
    声優:小西克幸/俳優:中川大志
  • 牛山辰馬
    声優:乃村健次/俳優:勝矢
  • 家永カノ
    声優:大原さやか/俳優:桜井ユキ
  • 二瓶鉄造
    声優:大塚明夫/俳優:藤本隆宏
  • 辺見和雄
    声優:関俊彦/俳優:萩原聖人
  • キロランケ
    声優:てらそままさき/俳優:池内博之
  • インカㇻマッ
    声優:能登麻美子/俳優:高橋メアリージュン

推しキャラを見つけると『ゴールデンカムイ』はもっと面白い!

『ゴールデンカムイ』には、今回紹介した以外にも「どうしてこんな人物を思いついたの?」と言いたくなるほど個性的なキャラクターが次々登場します。しかも、単純な善人と悪人に分けられないのが、この作品の面白いところです。

敵だった人物と手を組んだり、味方だと思っていた人物に別の目的があったり。それぞれに過去や信念、譲れないものがあり、物語が進むほど「この人にはこの人の正義がある」と感じられるようになります。

そして、お気に入りのキャラクターを一人見つけると、『ゴールデンカムイ』はさらに面白くなります。

杉元の生き様が好きでもいい。アシㇼパの信念の強さに惹かれてもいい。第七師団にハマってもいい。尾形の行動を延々と考察するのもいい。そして私のように、なぜか辺見和雄を一番好きになってしまってもいいのです。

原作漫画は完結しているため一気読みするもよし、アニメから入るもよし、実写映画やドラマから楽しむもよし。金塊争奪戦、歴史、アイヌ文化、狩猟、グルメ、戦闘、ギャグ、そして濃すぎる人間ドラマ。一言ではジャンルを説明できないほど、たくさんの魅力が詰め込まれた作品です。

まだ見たことがない方は、ぜひこの機会に『ゴールデンカムイ』の世界に飛び込んでみてください。そしてぜひ、自分だけの「推し」を見つけてくださいね。

画像引用元:TVアニメ「ゴールデンカムイ」公式サイト