XG好きにおすすめの海外アーティストを音楽ライターRIMが徹底解説。XGに似ているアーティスト、グローバルガールズグループの魅力、K-POPと洋楽の違い、プレイリスト的な楽しみ方まで。前編ではXGの魅力とXGファンの音楽傾向を解説しました。後編ではいよいよおすすめアーティストを一挙紹介します!
この記事では以下のことがわかります
・XGに似ているおすすめ海外アーティスト
・K-POPと洋楽の違い
・プレイリスト的な楽しみ方
※XGが支持される理由・XGが好きな人の音楽傾向は前編で解説しています。
おすすめ海外アーティスト──XG好きが絶対ハマる名盤&新星たち・似ているアーティスト
XGが好きなあなた、XGが気になるというあなた。そんなあなたに、私RIMが全力でおすすめしたいアーティストたちを紹介します。どれも実際に聴いて、「これはXGファンに刺さる!」と確信したものばかり。
【レジェンド編】90年代〜2000年代R&Bの至宝
TLC──全ての始まりはここにある
画像引用元:TLC _ ソニーミュージックオフィシャルサイト
「XGの音楽的ルーツを知りたいなら、絶対にTLCを聴いてほしい」──これは私からの心からのお願い。
TLCは、1990年にアトランタで結成された3人組R&Bグループ。Tionne “T-Boz” Watkins、Lisa “Left Eye” Lopes、Rozonda “Chilli” Thomasからなる彼女たちは、90年代のガールズグループシーンを完全に塗り替えた。
代表曲:
- 「Waterfalls」:社会問題をR&Bで歌い上げた名曲
- 「No Scrubs」:男性に頼らない女性の自立を歌った革命的な曲
- 「Creep」:女性側からの浮気を描いた挑戦的な楽曲
- 「Unpretty」:ありのままの自分を受け入れることの大切さ
TLCの何がすごいって、ただのアイドルグループじゃなかったこと。AIDS、暴力、女性の自己肯定感──社会問題を真正面から取り上げながら、それをトップチャートに送り込んだ。
私が初めて「Waterfalls」を聴いた時、R&Bってこんなに深いメッセージを伝えられるんだって衝撃を受けた。XGの楽曲にも、同じような社会性とエンパワーメントの精神が流れている。
アルバム「CrazySexyCool」(1994年)は、ダイヤモンド認定を受けた不朽の名盤。XGファンなら絶対に聴くべき一枚。
Destiny’s Child──ビヨンセを生んだ伝説のグループ
Destiny’s Childは、Beyoncé、Kelly Rowland、Michelle Williamsからなる3人組R&Bグループ。1997年にデビューして以来、3000万枚以上のアルバムを売り上げた。
代表曲:
- 「Survivor」:逆境に負けない強さを歌った超名曲
- 「Independent Women」:経済的にも精神的にも自立した女性の姿
- 「Say My Name」:浮気を見抜く女性の鋭さ
- 「Bills, Bills, Bills」:お金にだらしない男性への痛烈な批判
Destiny’s Childの音楽は、「未来的」と評された。90年代後半から2000年代初頭にかけて、R&Bというジャンルを再定義した。この「未来的なR&B」のDNAは、確実にXGにしっかりと受け継がれている。
ビヨンセのカリスマ性、ケリーの歌唱力、ミシェルの安定感──3人のバランスが完璧だった。XGのメンバーそれぞれが個性を発揮しながらも、グループとしての一体感を保っているのと似ている。
アルバム「The Writing’s on the Wall」(1999年)は、現代のポップとR&Bを形作った歴史的名盤。このアルバムがなければ、今のXGもなかったかもしれない。
Aaliyah──永遠のR&Bプリンセス
Aaliyahは、2001年に22歳という若さで亡くなったR&B歌手。短い活動期間にもかかわらず、その影響力は計り知れない。
代表曲:
- 「Try Again」:未来的なビートと甘い歌声の融合
- 「Are You That Somebody?」:革新的なプロダクションの名曲
- 「One in a Million」:90年代R&Bの最高傑作の一つ
Aaliyahの音楽は、クールでセクシー、そしてどこか神秘的。彼女のスタイルは、後のR&B、ヒップホップ、そしてK-POPにも多大な影響を与えた。
XGのクールでミステリアスな雰囲気は、Aaliyahの影響を感じる。特に「SHOOTING STAR」のMVの世界観は、Aaliyahが生きていたら絶対に気に入っただろうなって思う。
【現代編】今聴くべき海外ガールズグループ&女性アーティスト
Little Mix──イギリス発、パワフルボーカルの4人組
画像引用元:Little Mix _ ソニーミュージックオフィシャルサイト
Little Mixは、イギリスのオーディション番組「The X Factor」から誕生した4人組ガールズグループ。2011年のデビュー以来、世界中で6000万枚以上のレコードを売り上げた。
代表曲:
- 「Black Magic」:キャッチーで楽しいポップチューン
- 「Shout Out to My Ex」:別れた恋人へのスカッとする一曲
- 「Power」:女性のエンパワーメントを歌った力強い曲
Little Mixの魅力は、4人全員が圧倒的な歌唱力を持っていること。ハーモニーの美しさは、Destiny’s Childに匹敵する。XGのボーカルラインの完成度の高さが好きな人は、絶対にハマる。
私、Little Mixのライブ映像を見た時、「これがガールズグループの完成形か」って思った。ダンス、歌、ビジュアル、すべてが最高レベル。XGと同じく、妥協を許さない姿勢が素晴らしい。
Fifth Harmony──TLCとDestiny’s Childの正統後継者
Fifth Harmonyは、2012年にアメリカのオーディション番組「The X Factor」で結成された5人組(後に4人組)ガールズグループ。Camila Cabelloを輩出したグループとしても有名。
代表曲:
- 「Worth It」:セクシーでキャッチーなR&B/ポップ
- 「Work from Home」:中毒性の高いビートとハーモニー
- 「Bo$$」:自立した女性をテーマにした楽曲
Fifth Harmonyは、TLCとDestiny’s Childの影響を色濃く受けている。R&Bとヒップホップを融合させたサウンド、女性のエンパワーメントをテーマにした歌詞──90年代ガールズグループの精神を2010年代に蘇らせた。
XGが目指している「グローバルなR&Bガールズグループ」の一つの形が、Fifth Harmonyだと思う。彼女たちの成功と挑戦から、XGも多くを学んでいるはず。
SZA──現代R&Bのクイーン
SZAは、1989年生まれのアメリカのR&B/ソウルシンガー。オルタナティブR&Bの代表的アーティストとして、世界中で絶大な人気を誇る。
代表曲:
- 「Kill Bill」:映画にインスパイアされたドラマチックな楽曲
- 「Good Days」:心地よいメロディと深い歌詞
- 「The Weekend」:複雑な恋愛を歌った名曲
SZAの音楽は、90年代R&Bの遺伝子を持ちながらも、完全に今の時代のサウンド。この「温故知新」のアプローチは、XGと全く同じ。
私がSZAを聴いて思うのは、「R&Bって永遠に進化し続けるジャンルなんだな」ってこと。XGも同じように、R&Bというジャンルを次の世代に繋いでいる。
Doja Cat──ジャンルを超越するカメレオンアーティスト
Doja Catは、1995年生まれのアメリカのラッパー/シンガー。ポップ、R&B、ヒップホップ、ハウスを自在に操るマルチな才能の持ち主。
代表曲:
- 「Say So」:ディスコとR&Bの融合
- 「Kiss Me More (feat. SZA)」:グラミー賞受賞の名曲
- 「Woman」:70年代ソウルへのオマージュ
Doja Catの何がすごいって、どんなジャンルでも自分のものにしてしまう適応力。この「ジャンルレス」な姿勢は、「X-POP」を掲げるXGと共通している。
XGのMAYAやCOCONAのラップが好きな人は、Doja Catのラップスキルにも注目してほしい。女性ラッパーの可能性を広げている点でも、両者は似ている。
MEOVV──新世代K-POPの新星
MEOVVは、BIGBANGやBLACKPINKを輩出したTHE BLACK LABELから2024年にデビューした5人組ガールズグループ。スイン、ガウォン、アンナ、ナリン、エラからなるマルチナショナルなメンバー構成。
特徴:
- シックでクールな世界観
- ハイレベルなパフォーマンス
- グローバルを見据えた音楽性
MEOVVは、XGと同じく「グローバル市場を最初から狙う」戦略を取っている新世代K-POPグループ。XGファンなら、彼女たちの挑戦も応援したくなるはず。
【ソロアーティスト編】個性が光る女性シンガーたち
H.E.R.──グラミー賞受賞、実力派R&Bシンガー
画像引用元:H.E.R._ ソニーミュージックオフィシャルサイト
H.E.R.(Having Everything Revealed)は、1997年生まれのアメリカのR&B/ソウルシンガー。複数のグラミー賞を受賞している実力派。
代表曲:
- 「Best Part (feat. Daniel Caesar)」:美しいデュエット
- 「Focus」:ギターサウンドが印象的
- 「Damage」:切ないバラード
H.E.R.の音楽には、90年代R&Bの正統な進化形がある。XGのボーカルラインが好きな人は、H.E.R.の歌声に癒されるはず。
Jorja Smith──イギリスが誇るソウルフルボイス
Jorja Smithは、1997年生まれのイギリスのR&B/ソウルシンガー。若くして世界的な評価を得ている実力派。
代表曲:
- 「Blue Lights」:社会問題を歌った深い楽曲
- 「On My Mind」:キャッチーなR&Bポップ
- 「Be Honest (feat. Burna Boy)」:アフロビーツとの融合
Jorja Smithの声は、一度聴いたら忘れられない。深みのあるソウルフルな歌声は、XGのCHISAを彷彿とさせる。
K-POPと洋楽の違い──XGはどこに位置するのか
XGを語る上で避けて通れないのが、「K-POPなのか、洋楽なのか」という議論。でも私は思う。XGは、そのどちらでもないし、どちらでもある。
K-POPの特徴──完璧主義とシステム
K-POPの最大の特徴は、その完成度の高さ。何年にもわたる練習生期間、徹底したトレーニング、緻密に計算されたマーケティング──すべてが「完璧」を目指している。
XGは、このK-POPの育成システムを取り入れている。約5年間の練習生期間、韓国での合宿トレーニング、プロフェッショナルなマネジメント。これらはすべてK-POPのメソッド。
でも、XGがK-POPと決定的に違うのは、「韓国市場を優先していない」こと。最初から世界市場を見据え、英語詞でリリースし、グローバルなプロモーションを展開している。
洋楽(特にR&B)の特徴──ルーツへの敬意と進化
洋楽、特にR&Bの特徴は、そのルーツへの深い敬意と、常に進化し続ける姿勢。90年代R&Bは、ゴスペル、ソウル、ファンクといった黒人音楽の伝統を受け継ぎながら、ヒップホップやエレクトロニック・ミュージックと融合して新しいサウンドを生み出した。
XGの音楽には、この洋楽R&Bの遺伝子が流れている。90年代〜2000年代R&Bへのオマージュ、サンプリングの使い方、ビートメイキング──すべてが洋楽R&Bの文脈にある。
XGの立ち位置──「X-POP」という第三の道
XGは、K-POPの完成度の高さと、洋楽R&Bの音楽性を融合させた「X-POP」を追求している。これは、どちらかを選ぶのではなく、両方のいいとこ取りをした新しいジャンル。
日本人メンバー、韓国での育成、英語詞、世界市場──これらすべてが組み合わさって、XGという唯一無二の存在が生まれた。
私が思うに、XGは「グローバル時代の音楽のあり方」を示している。国籍やジャンルの壁を超えて、純粋に良い音楽を追求する。それこそが、これからの音楽シーンに必要なアプローチなんじゃないかな。
プレイリスト的な楽しみ方──XGを中心に音楽の世界を広げよう
最後に、私RIMがおすすめする「XGを起点にした音楽の楽しみ方」を紹介する。プレイリストを作って、音楽の世界をどんどん広げていこう!
【プレイリスト1】90年代R&Bタイムトラベル
テーマ:XGのルーツを辿る旅
- TLC – Waterfalls
- Destiny’s Child – Say My Name
- Aaliyah – Try Again
- En Vogue – Don’t Let Go (Love)
- SWV – Weak
- XG – MASCARA
- XG – LEFT RIGHT
- TLC – No Scrubs
- Destiny’s Child – Survivor
- XG – SHOOTING STAR
このプレイリストでは、90年代R&Bの名曲からXGへと繋がる流れを楽しめる。XGの音楽が、どれだけ90年代R&Bの影響を受けているかがよくわかるはず。
私、このプレイリストを作って聴いた時、「あぁ、XGは確実にこの系譜にいるんだな」って確信した。音楽の歴史って繋がっているんだなってひしひしと実感できる。
【プレイリスト2】現代ガールズグループの饗宴
テーマ:世界中のガールズグループを楽しむ
- XG – GRL GVNG
- BLACKPINK – How You Like That
- Little Mix – Power
- Fifth Harmony – Worth It
- MEOVV – MEOW
- NewJeans – Super Shy
- XG – WOKE UP
- (G)I-DLE – Tomboy
- Le Sserafim – UNFORGIVEN
- XG – IYKYK
このプレイリストでは、K-POP、洋楽、X-POPの垣根を超えて、現代のガールズグループを楽しめる。どのグループも個性的で、聴いていて飽きない。
【プレイリスト3】R&B女性ボーカルの極み
テーマ:歌唱力に酔いしれる
- H.E.R. – Best Part
- SZA – Good Days
- XG – WINTER WITHOUT YOU (CHISA, HINATA, JURIA)
- Jorja Smith – Blue Lights
- Destiny’s Child – Emotion
- XG – IN THE RAIN
- Alicia Keys – If I Ain’t Got You
- Beyoncé – Halo
- XG – SOMETHING AIN’T RIGHT
- Jhené Aiko – The Worst
このプレイリストは、美しいボーカルに浸りたい時にぴったり。XGのボーカルラインの実力が、いかに本物かがわかる。
【プレイリスト4】ヒップホップ×R&Bの融合
テーマ:ラップとメロディの完璧なバランス
- XG – TIPPY TOES
- Doja Cat – Woman
- XG – NEW DANCE
- Missy Elliott – Work It
- XG – X-GENE
- Nicki Minaj – Super Bass
- XG – HESONOO
- Cardi B – I Like It
- XG – HOWLING
- Megan Thee Stallion – Savage
このプレイリストは、ラップとメロディの融合を楽しめる。XGのMAYAやCOCONAのラップが好きな人は、このプレイリストでさらにラップの魅力に目覚めるはず。
音楽を「繋げる」楽しさ
プレイリストを作る楽しさって、音楽を「繋げる」ことにあると思う。XGを起点に、過去のレジェンドを発見し、現代のアーティストと出会い、未来の音楽を想像する。
私のプレイリストには、1990年代の曲も、2025年の最新曲も入っている。でも全く違和感がない。良い音楽は時代を超えるし、ジャンルも超える。
XGを好きになったあなたは、すでに「良い音楽を見つける目」を持っている。その目で、もっともっと音楽の世界を探検してほしい。
まとめ:XGから始まる音楽の旅
XGが好きなあなたに、伝えたいことがあるのです。XGは、音楽の世界への入り口の一つに過ぎないと思う。XGだけが好き。そんな一途な人もいるだろうし、素敵だと思う。だけど、XGから始まって、TLC、Destiny’s Child、Aaliyahというレジェンドに出会い、SZA、Doja Cat、H.E.R.という現代のアーティストなどを知る。そして、Little Mix、Fifth Harmony、MEOVVといった世界中のガールズグループの魅力に気づく。そんな音楽の旅も素敵ではないだろうか。この記事で紹介したアーティストたちは、すべて「音楽で世界を変えようとしている」という共通点がある。TLCは社会問題を歌い、Destiny’s Childは女性のエンパワーメントを叫び、XGは国境を超えた音楽を追求し続けている。
音楽には国境もジャンルの壁もない。K-POPだから、洋楽だから、X-POPだからって分けるんじゃなくて、「良い音楽は良い音楽」って素直に楽しめばいい。それが私、RIMの考え方。
私がこの記事を書いたのは、XGファンのあなたに、もっともっと音楽の世界を楽しんでほしいから。XGが好きなら、絶対に他のアーティストも好きになれる。音楽の世界は広くて、深くて、本当に楽しい。
この記事で紹介したアーティストのどれか気になったら是非聴いてみてほしい。TLCの「Waterfalls」でもいい、SZAの「Good Days」でもいい、Little Mixの「Power」でもいい。きっと、新しい音楽の扉が開くはず。
そして、自分だけのプレイリストを作ってみてほしい。XGの曲を起点に、過去の名曲と現代のヒット曲を繋げていく。そうすると、音楽の歴史が見えてくるし、自分の音楽の好みももっと明確になるかも。
XGを好きになったあなたは、もう「良い音楽」がわかる人。その感覚を信じて、どんどん新しい音楽に挑戦してほしい。私、RIMも、これからもっともっと音楽を探求していこうと思う。そして見つけた素敵なアーティストがいたら、またここで熱く語らせてほしいな。
国も年齢も性別も関係なく、存在し続けている音楽。時に励まし、時に慰め、心に寄り添い続けてくれる音楽。そんな音楽って本当に素晴らしいと思わない?
XGという素晴らしいグループに出会えた私もあなたも、もう音楽の旅の途中にいる。この旅を、一緒に楽しもう!これからも音楽ライフを全力で楽しんでいこう。
私、RIMのコラムは熱く随時更新していくのでまた見てくださいね♪

ライター:この記事を書いた人
