累計発行部数1500万部を突破し、国内外で多くのファンを魅了し続けているラブコメディ『その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする』(通称:着せ恋)。
雛人形の顔を作る「頭師(かしらし)」を目指す真面目な男子高校生・五条新菜(ごじょう・わかな)と、クラスの人気者でありながら、実はオタクでコスプレに情熱を注ぐギャル・喜多川海夢(きたがわ・まりん)。正反対の2人が織りなす青春ストーリーは「尊い…!」と思わず声に出したくなる名シーンの連続です。
そんな本作の魅力の1つが、埼玉県さいたま市岩槻区を舞台にした、リアルで丁寧な情景描写。新菜の実家がある“人形のまち・岩槻”は、江戸時代から続く歴史ある街です。作中ではその街並みや人形作りの文化が美しく描かれており、作品の空気感を深く感じさせてくれます。
さらに2024年には、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に、さいたま市(岩槻)が初選出。作品の人気と共に、聖地としての注目度も高まっています。
今回は、『着せ恋』の世界にどっぷり浸れる岩槻の聖地巡礼1日モデルコースをご紹介します! 推しと同じ景色を見に行く、ちょっと特別な1日を楽しんでみませんか?
この記事では、以下のことが分かります。
・“着せ恋”聖地巡礼スタート! まずはアクセスと移動手段をチェック
・新菜の実家のモデルはどこ? 見学マナーと周辺の「雛人形」スポット
・海夢と食べたあの“グルメ”を求めて! 岩槻のガチ飯スポット
・“着せ恋”の名シ-ン聖地巡礼撮影スポット
“着せ恋”聖地巡礼スタート!まずはアクセスと移動手段をチェック
画像引用元:TVアニメ『その着せ替え人形は恋をする』 (@kisekoi_anime) / X
岩槻駅へのアクセスは、ビッグターミナルの大宮駅から東武アーバンパークライン(野田線)に乗車して約10〜15分ほど。都内からでも行きやすい距離なので、日帰り巡礼にもピッタリです。
千葉方面から向かう場合は、柏駅や船橋駅から東武アーバンパークラインを利用すると乗り換えもスムーズ。
到着してからの聖地巡礼は徒歩でも十分に回れますが、作品の空気感にじっくり浸りつつ効率よく巡るならレンタサイクルの利用がオススメ! ちょっとした移動もラクになるので、「ここも寄りたい!」が叶いやすくなります。
岩槻駅西口のセブンイレブン前などにはシェアサイクルのステーションがあり、手軽に自転車を借りることができます。駅から少し離れた新菜の実家のモデル地や、各シーンの舞台になったスポットも巡りやすいです。
1日のモデルコースとしては、こんな流れが王道。各スポットの詳細はのちほど紹介します。
- 午前中に岩槻駅をスタート
- レンタサイクルで踏切やガード下といった“あのシーン”を思い出す場所を巡りながら、新菜の実家のモデルとなった人形店エリアへ
- 街並みをじっくり堪能し、午後に駅東口側へ移動して商店街を散策
- 歩き疲れたら、地元のカフェやグルメでひと休み
- 最後は「聖地巡礼ノート」が置かれている書店に立ち寄って、旅の余韻をそのまま言葉に残す
「ここで新菜が歩いてたかも」「この空気、作中そのままだ」なんて考えながら岩槻を歩く時間は、きっと特別な思い出になるはずです。
着せ恋聖地巡礼 新菜の実家のモデルはどこ? 見学のマナーと周辺の「雛人形」スポット

『着せ恋』の聖地巡礼において、絶対に外せない目玉スポットといえば、新菜の自宅兼工房の「五条人形」です。そのモデルとされているのが、岩槻駅西口から徒歩約10分(約700m)の場所にある人形工房「公司人形」。実際に訪れてみると、“作中そのまま”な佇まいに思わず息を飲んでしまいます。
建物の外観や看板の雰囲気はもちろん、隣の家まで「ほぼそのままだ…」と感じるレベル。作中で見ていた風景が、急に“現実”として目の前に現れる感覚は、聖地巡礼ならではの醍醐味です。
特に、海夢が初めて新菜の家を訪れたあのシーン。「ググってとりあえず来たよね…」からの、「とりま入れてくんない?」の流れは、現地に立つと解像度が一気に上がります。「ここであのやり取りしてたのか…」と、思わずニヤけてしまうはず。
また、周辺には岩槻ならではの人形店が点在しており、雛人形の文化に触れられるのも大きな魅力。新菜が向き合っている世界を、よりリアルに感じられるエリアになっています。
見学時の注意点とマナー
「公司人形」は、『着せ恋』の聖地であると同時に、職人さんが日々仕事をされている工房であり、個人の住宅でもあります。
聖地巡礼の際は、敷地内への無断立ち入りはもちろんNG。大声での会話や長時間の滞在は控え、周囲の迷惑にならないよう配慮しながら見学・撮影を行いましょう。
静かな住宅街だからこそ、ひとりひとりの行動がとても大切です。“好きな作品の場所を守る”という気持ちで、礼儀正しく巡礼を楽しみましょう。
周辺の「雛人形」スポットも必見!
岩槻は「人形のまち」と呼ばれるだけあり、駅前から住宅街にかけて、思わず足を止めたくなる人形店が点在しています。学校の帰り道に新菜がふらっと立ち寄ってそう……そんな妄想が自然と浮かぶのも、この街ならではの魅力です。
「公司人形」のすぐ近くには、昭和41年創業の「人形工房 天祥」があります。こちらは新菜がジュジュ様を案内したショールーム。落ち着いた雰囲気の中に、ずらりと並ぶ雛人形は圧巻のひとこと。じっくりと“人形の世界”に触れることができます。
そして、『着せ恋』ファンなら絶対に外せないのが、昭和9年創業の老舗「鈴木人形」です。こちらの3代目・鈴木章人さんは、なんと新菜のキャラクター像を作るうえで参考になった若き人形職人さん。いわば“新菜のルーツ”ともいえる存在です。
「鈴木人形」では、作中にも登場した現代風雛人形「Bell’s kiss(通称:ギャル雛)」のモデルを実際に手掛けており、つけまつ毛を転用したつぶらな瞳や金糸の髪飾りなど、伝統技術と現代の感性が融合した見事な作品を見ることができます。
アニメ化の際にはスペシャルサンクスとしてクレジットもされており、作品の深いルーツに触れることができる非常に貴重なスポットです!
着せ恋聖地巡礼 海夢と食べたあの“グルメ”を求めて! 岩槻のガチ飯スポット
聖地巡礼で歩き回ったあとは、おいしいごはんでしっかりと体力を回復したいところ。作中ではイベント帰りに新菜と海夢が食事を楽しむシーンが描かれていますが、もちろん岩槻周辺にもファン必見のグルメスポットがあります!
水野書店併設の「Cafe mao-mao(マオマオ)」でランチ&交流
画像引用元:水野書店& Cafe mao-mao | おくつろぎ頂けるカフェスペース mao-maoを併設した書店
岩槻駅東口から徒歩約6分の場所にある「水野書店」は、創業130年以上の歴史を持つ老舗書店。そして『着せ恋』ファンならぜひ立ち寄っておきたいスポットです。
店内には『着せ恋』の特設コーナーが設けられており、入口付近にはキャラクターのイラスト付きポップも展示。地域ぐるみで作品を応援している空気が伝わってくるので、ファンであれば胸が熱くなります…!
そして、この場所を“聖地”たらしめている最大の理由が、「着せ恋 聖地巡礼ノート」の存在。日本全国から訪れたファンが熱い思いを書き残しており、巡礼の証として必ず立ち寄りたいお店となっています。
さらに店内には 「Cafe mao-mao」も併設。おにぎりセットや岩槻ねぎを使ったいわつきバーガーを楽しめるほか、無料Wi-Fiや電源付きの席も用意されているので、撮った写真を見返したり、SNSに投稿したりしながらゆっくりと休憩することができます。
アニメ第6話に登場した栄町通り
アニメ第6話で、新菜のおじいちゃんが美織ねえちゃんの車に乗って帰宅するシーンが描かれていますが、この時、車窓の外に映り込んでいたのが「栄町通り」です。
作中の背景には、カフェ「ChaTora(チャトラ)」や「47’s(作中では48’s)」など、実在する店舗がかなり細かく描かれており、背景美術の作り込みに改めて驚かされるポイントでもあります。「47’s」は現在「Dining Bar ONE」としてリニューアルオープンしており、ディナーはもちろんランチとしても利用できます。おいしい料理やお酒を味わいながら、余韻に浸る時間は格別です。
おまけ:海夢の家へのお土産・治一郎のプリン
画像引用元:プリン|お菓子のご紹介|治一郎ブランドサイト
岩槻から少し足を伸ばすことになりますが、大宮駅周辺にも『着せ恋』ファンならチェックしておきたい“聖地グルメ”があります。
アニメ第7話で、新菜が海夢の自宅へお見舞いに行った際、手土産として持参したのが「治一郎のプリン」です。治一郎は「ルミネ大宮」の中に実店舗を構えており、岩槻駅に向かう前後の乗り換えついでにサクッと購入できます。新菜と同じように絶品のプリンをテイクアウトして、海夢の気分になって味わってみてはいかがでしょうか。
※最新の営業状況をご確認の上、来店することをおすすめします。
着せ恋聖地巡礼がもっと楽しくなる! 作中の名シーンと同じ撮影ポイント

『着せ恋』のアニメ制作を担当したCloverWorksは、背景美術の美しさや、現実の風景を落とし込む繊細さにも定評があります。岩槻には、「あのシーンだ!」と嬉しさが込み上げるスポットがいくつも存在します。ここでは、岩槻周辺の聖地をピックアップ。さらに劇中と同じアングルで写真が撮れるポイントと合わせて、物語の余韻に浸れるルートをご紹介します。
岩槻駅とその周辺
まずは旅のスタート地点である「岩槻駅周辺」を紹介します。
岩槻駅東口の駅舎と改札口:第1話の通学シーンや、第6話で新菜が海夢を見送るシーンで登場。自動改札機や背景の広告、駅の案内表示まで驚くほど精巧に再現されており、新菜や海夢が改札を抜けていく姿が目に浮かびます!
・ひな人形デザインの街灯:岩槻駅東口周辺からまっすぐ伸びる通りには、人形のまちならではの「ひな人形をモチーフにした街灯」が設置されています。第4話や第6話で、2人が並んで歩くシーンの背景にしっかりとこの街灯が描かれているため、夕暮れ時や夜に訪れると情緒的です。
・人形の矢作付近の通り:第6話で新菜が海夢を駅まで送る道中として描かれた、趣のある通りです。
・愛宕神社前の踏切:第1話や第6話で登場する印象的な踏切です。緑と青のラインが入った東武線の車両が通過する瞬間を狙えば、まさにアニメのシーンそのものです!
※車の交通量が激しい場所なので、撮影時は周囲の安全に十分ご注意ください
・高さ2mのガード下(アンダーパス):第9話などに登場する、愛宕神社近くの東武線の線路下をくぐるアンダーパスです。高さ制限がわずか2mと非常に低く、大型車が通れない特徴的な造りです。
岩槻駅から少し離れたエリア
・慈恩寺橋
第9話では、御成街道にかかる「慈恩寺橋」の上から東岩槻駅方面を望む広大な風景が描かれています。レンタサイクルで少し足を伸ばせる方はぜひカメラに収めてみてください。ただし、スマホのカメラでは作中の望遠アングルを完全に再現するのは難しいため、再現したい方は一眼レフなどを持参するのがおすすめです。
・公司人形(五条人形)
冒頭で紹介した新菜の家も駅から少し離れています。愛宕神社前の踏切を越えてさらに進むと辿り着きます。
『着せ恋』ファンなら一度は訪れたい岩槻
『その着せ替え人形は恋をする』の聖地巡礼モデルコースとして、さいたま市岩槻区の魅力や見どころをご紹介しました。
新菜の実家「五条人形」のモデルとなった公司人形をはじめ、“新菜のルーツ”ともいえる鈴木人形、ファン同士の熱量が集まる水野書店など、実際に巡ってみると「着せ恋って、本当にこの街で息をしてる作品なんだな…」と実感できるスポットばかりです。
そして改めて驚かされるのが、そのリアリティの高さ。新菜と海夢の長距離通学ルート(柏の葉高校やつくばエクスプレス、武蔵野線など)の整合性まで緻密に計算し尽くされており、“本当に存在しているのではないか”と思える作品として描かれているのが大きな魅力です。
だからこそ、岩槻を歩いていると「背景を見ている」のではなく、“2人が暮らしている街を訪れている感覚”になってくるんですよね。
レンタサイクルで街を巡りながら、踏切や商店街で足を止めたり、雛人形の文化に触れたり、巡礼ノートに想いを書き残したり——。そんな時間を積み重ねると『着せ恋』をもっと好きになれるのではないかと思います。
ぜひこの記事を参考に、マナーを守りながら、自分だけの“岩槻巡礼”を楽しんでみてください!
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