BOOTHの自家通販で約40部発送した感想とシークレット通販について

BOOTHの自家通販で約40部発送した感想とシークレット通販について 同人活動

2023年11月に2冊目の本を発行したのですが、

今回はイベント参加なしで全てBOOTHの自家通販を行いました。

前回初めて自家通販を行った時よりも部数が多く、

結構手間がかかったというのが正直なところです。

そこで今回はBOOTHで約40部発送したときの感想、

事前に試したシークレット通販について、

さらにあんしんBOOTHパックの良い所と悪い所について紹介します。

自家通販の限界にチャレンジしてみたので、

今後BOOTHでの通販を検討されている方は参考にしてみてください。

この記事でわかること
・BOOTHのシークレット通販の使い勝手と注意点
・自家通販の限界部数
・自家通販はどんな人におすすめか

※記事内にプロモーションを含む場合があります。




BOOTHのシークレット通販を使ってみた

まずはシークレット通販についてです。

BOOTHのシークレット通販は、

相互フォローの作家さんに頒布する用として利用しました。

というのも、以前よくお世話になっている作家さんが

シークレットで先行頒布をしてくれたので

そのお礼も兼ねて利用したという感じです。

BOOTHのシークレット通販には利用料として月額550円がかかります。

個人的にはややお高めな印象を受けました。

数冊の頒布で利用するのはやや割高なので、次回は使わないかもしれません。

ただ初回の使用時は7日間のお試し期間が設けられているので、

その無料期間でシークレット通販を開始できます。

使用感は通常のBOOTH通販と全く変わりがありません。

とてもスムーズに発送も出来ました。

ただ7日間のお試し期間中に利用停止をしないと

550円がクレジット決済されてしまいますので

通販利用後は利用停止手続きを忘れないようにしましょう。

また、次回シークレット通販を利用する場合は有料になるのでそちらもご注意ください。



自家通販する際のポイントと注意点

販売手数料が安いことからBOOTHの通販はとても魅力的なのですが、

発送、梱包、購入者への連絡などを全て自分で行わなければなりません。

こういった手間を踏まえると、

一見手数料の高いと思いがちなとらのあなやフロマージュなどの

委託料もそこまで高くないと感じます。

本題になりますが、

私が自家通販を行った際に気を付けたポイントは下記の通りです。

  • BOOTHで発行される「注文番号」を封筒に記載した
  • 在庫数が合っているか随時確認(中には2冊購入してくれた人がいたので)
  • コンビニで複数発送しない(店側の迷惑になる)

自家通販をする際、注文番号は必ず封筒に記載した方がいいです。

今回のように一気に複数の本を発送する場合は尚更です。

封筒に記載しておけば送り状に記載された注文番号と整合を取ることができるので

発送ミスを防げます。

また、ヤマトの営業所で発送作業を行ったのですが、

注文番号のチェックを一緒に行ってくれたのでとても助かりました…。

そして在庫数がBOOTH上で設定した数と合っているかもこまめに確認をしましょう。

「販売数と在庫、なんか数が合わないぞ…?」となったのでよく見ると

一人の方が2冊購入してくれたことに気付きました。

ということで、注文数は必ず1冊とも限らないのでチェック必須です。

最後に、発送作業をする際、最寄りのコンビニで10冊も20冊も手続きをするのは厳禁です。

発送作業はまあまあ時間が掛かるので、

レジ待ちをしているお客さんにも迷惑がかかります。

近くにヤマトの営業所が無くてコンビニで発送するしかないという人は

数冊ずつを何日かに分けて発送しましょう。


梱包に使った資材

同人誌梱包キット

私が作った本はA6の文庫本なので、

A5サイズの厚紙の封筒を用意しました。

厚紙の封筒は少々高いのですが、アマゾンでお安く購入出来ました。

シールが付いているので簡単に封が出来ますが、

心配だったので念の為マスキングテープで封をしました。

250ページ以上の文庫本になると収まらない可能性があるのでご注意ください。

また小説は水濡れ防止としてB6のOPP袋(ダイ○ーで購入)したものに入れました。

厚手の封筒+OPP袋を使えば比較的安価で、且つしっかりと梱包が出来ます。

封筒、OPP袋を合わせて一冊あたりの梱包費は約50円でした。

BOOTH・あんしんBOOTHパックの良い点

私が実際にBOOTHの自家通販を利用してみて良いなと感じた点は、下記の通りです。

  • 手数料が安い
  • 匿名配送が利用できる(※)
  • 商品登録の手続きが簡単

まず最も良いなと思った点は手数料が安いことです。

出来れば委託販売をしたいところでしたが、

どうしても委託は手数料が高くなります。

比べてBOOTHの自家通販は圧倒的に安く、

少部数を発行する作家には特に嬉しいサービスだと思います。

また「あんしんBOOTHパック」といった匿名配送が利用できるので、

個人情報が心配という場合もこちらの配送方法を使えば安心です。

(※発送地は追跡番号から分かってしまいます)

商品登録はとても簡単で、フリマアプリを利用したことがある方なら

とてもスムーズに出品ができると思います。


BOOTH・あんしんBOOTHパックの微妙な点

続いてBOOTH自家通販の微妙な点については、下記の通りです。

  • 注文一覧が見づらく、管理が大変
  • 本を傷つけたりしないか心配になった
  • あんしんBOOTHパックは完全匿名ではない
  • あんしんBOOTHパックの送料は高め

実は私が頒布したたった約15冊でさえも、

発送は結構大変だったのが正直な感想です。

個人的な感想になりますが、

まずBOOTHの注文一覧が見づらいなと感じました。

購入者の方はクレジットカード支払いの人もいればコンビニ支払いの人もいます。

支払い方法によってすぐに発送できる場合と発送できない場合があるため

注意が必要です。

間違いを防ぐために、封筒の端に注文番号を記載して発送前に照合しましょう。

梱包も発送も全て自分で行うということもあり、

本の管理はそれなりに神経を注ぎます。

本に傷をつけたり破いたりしないようにと

白い手袋をつけながら作業しました。

手数料が安く済む分、こうした細かなところで手間がかかるのは仕方がないですね。

またあんしんBOOTHパックは匿名配送と謳っていますが、完全匿名ではありません。

さらに利用すると送料370円かかるので、ちょっとお高いところもデメリットです。

これは、とらのあなのメール便よりも100円以上高いです。

名前と詳しい住所は分かりませんが、追跡番号が付いていますので

「どこから発送したか」と「どの地域に到着したか」といった

大まかな場所は分かってしまうのでご注意ください。

自家通販、何部までなら出来そう?

現実的にスムーズに出来る部数は20部までかなと思いました。

場合によっては通販開始直後で一気に注文が来てしまうケースもあると思います。

それだと20部でもかなりキツイです。

なので一気に発送しようとせず、

10冊ずつ発送するなどして分けたりしたほうが良さそうです。

特に、普段フリマアプリなどで作業の流れを掴めていない人にとっては苦行となります。

ただそんなことを言っている私ですが、

40部ほどをBOOTHで自家通販をしたので出来ないことはないです。

30%の委託手数料と自家通販による労務を天秤にかけて、

自分に合った方を選びましょう。



自家通販、こんな人におすすめ

実際に利用してみた上で、

BOOTHの自家通販はこんな人におすすめだなと感じました。

  • 近くに発送手続きができるコンビニorヤマト営業所がある
  • 頒布部数が少なめ(1~20部くらいだと◎)
  • 販売手数料が少ないところで通販がしたい
  • 匿名で発送をしたい
  • 在庫を抱えても保管できるスペースが自宅にある
  • 梱包が丁寧に出来る

部数にもよりますが、

発送手続きがスムーズに行えることはマストかなと思います。

また在庫が全てすぐに捌けるとは限らないので

保管できるスペースが自宅にあることも重要です。

そこそこの部数を発送してみて思ったことは、

出来ないことはありませんがとても大変でした。

30部以上の自家通販はおすすめしません…。


まとめ

今回は、BOOTHで約40冊を自家通販した際の感想を紹介してみました。

販売開始直後~3日間は結構大変だったので、

今後同じくらいの部数を頒布する際は

手数料が高くても委託にしようかなと思いました。

ですが、BOOTHで直接購入者の方とやり取りが出来るので、

「届きました!」とご報告を頂いたり

「いつも読んでいます」と直接BOOTH内のメッセージを通して

感想を頂けることもあり嬉しかったです。

自家通販を試してみたい、

という人は少部数であれば試す価値は十分にあるので

ぜひ検討してみてくださいね。