同人誌の「装丁」といえば、自分好みのデザインにとことんこだわれるので
本作りの楽しみの一つとも言えますよね。
見た目の豪華さは読者の人からしても目を惹きますし、
何より自分の作った本の満足度も上がります。
ですが、人によっては「装丁にこだわるのは意味がない」「お金の無駄」といった
考えの方もいるようです。
あくまでも装丁にこだわるのは「自己満足」ですが、
今回は同人誌を作るにあたって装丁にこだわることは
どんなメリットやデメリットがあるのかを考えてみました。
筆者の意見にはなりますが、今後の本作りにおいて
装丁にこだわってみたい!と思っている方は、ぜひ目を通していってください。
・同人誌の装丁にこだわるメリット、デメリット
・同人誌の装丁にこだわるのは意味がない?
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同人誌の「装丁」についての考え方
同人誌の装丁にこだわることに関しては、作家さんによって
様々な考え方があるようです。
例えば装丁にお金をかけない作家さんたちは
「外よりも内容の方が重要だから、お金はかけない」
「装丁は必要最低限にする」
「装丁にお金をかけるならノベルティを作る」
などと言った意見があります。
筆者の私も、どちらかというと装丁にはあまりこだわらない派です。
素敵な装丁を見ると自分もこだわりたいという気持ちにはなるのですが、
私は単純に「面倒だから」という理由で、あまりこだわりません(笑)
用紙やデザインを悩む時間を減らす分、
出来るだけ本文の修正やチェックに時間を費やしたいからです。
そして装丁にこだわる派の方の意見としては、
「自分が満足のいくデザインにしたいから」
「費用が高くなっても構わないから」
「用紙やデザインをこだわるのが好き」
といった意見があるようです。
私の周りの作家さんでも、装丁にこだわるひととあまりこだわらない人は
ハッキリと二極化している印象を受けます。
こだわらない人は標準的な用紙にPP加工していればオッケーといった感じで、
こだわる人は箔押しや遊び紙をはじめ、エンボス加工やトレペなど
本を作るごとに様々な装丁を使って楽しんでいたりします。
作家さんによって考えは様々ですが、
装丁を考えることは同人誌を作る上での醍醐味だといえます。
同人誌の装丁にこだわるメリット・デメリット
前提として、同人誌の装丁にこだわりたい人はこだわればいいし、
こだわる必要がないと思っているのなら特にこだわらなくてもいいのですが、
どちらにもメリットとデメリットがあります。
簡単に、装丁にこだわることのメリットとデメリットを挙げていきます。
装丁にこだわることのメリット
- こだわったデザインは読者の目を惹く効果がある
- 本の内容を、デザインで表現できる
- 自分が満足のいく一冊になる
同人イベントで、ゴリゴリにこだわった装丁の本はやはり目を惹きます。
また装丁次第では、本の内容をデザインで表現することも可能です。
ですが何より、装丁はあくまでも自己満足なので
自分が納得のいく一冊になることが最大のメリットといえるでしょう。
装丁にこだわることのデメリット
- コストがかかり過ぎて赤字になる可能性がある
- 装丁をこだわることは、読者にとってあまり大きな影響がない
装丁にこだわるのはけして悪いことではないのですが、
あまりお金をかけてしまうと赤字になってしまうことがあるようです。
同人活動はお金のかかる趣味なので、出来るだけ長く楽しく続けられるためにも
毎回豪華にせず、ちょっとずつ楽しんでいくのがおすすめです。
(赤字でもOKなら、特に問題はありません!実際に赤字でもいいという
覚悟でやっている作家さんもいます)
メリットのところで「豪華な装丁は目を惹く」といいましたが、
一方で読者側からは装丁が豪華だろうとなかろうと、特に何とも思わない
といった意見もあります。
つまり装丁が凄いからといって、手に取ってくれる人が増えるとも限りません。
極端な話、表紙がまっさらでも中身さえあれば好きな作家さんの本は買うと思います。
ですので何度も言いますが、基本的には装丁に『こだわる=自己満足』ということを
頭に入れておきましょう。
【結論】同人誌の装丁にこだわるのは意味ない?
同人誌の装丁にこだわるのは意味がないと断言は出来ません。
あなたが「こだわりたい」と思うのなら、それには十分意味があることだからです。
こだわるかこだわらないかは自分次第なので、色々な意見はさておき自由に楽しみましょう!
筆者は面倒くさがりなのですが、素敵な装丁の本をみるとやっぱり感動します。
自己満足といえど、「凄い」と感じたり「こんな装丁にしてみたい」と感じる人もいるので
こだわることは大いに意味があると思います。
同人活動の楽しみ方は人それぞれなので、ぜひ自分なりに楽しんでくださいね。
あとがき
今回は、同人誌の装丁をこだわることについてのメリットとデメリットについて紹介してみました。
同人誌の装丁は、本作りの楽しさの一つです。
また、個人で本を作るからこそ様々な紙やデザインを使えますし
紙の組み合わせ次第では本の内容に合ったものを作ることも出来ます。
ですが仕様をこだわればそれなりに費用が掛かってきてしまうので、
例えば遊び紙だけ、箔押しだけ、と言った感じのワンポイントで楽しむのもおすすめです。
そんな感じで、今回は同人誌の「装丁」について焦点を充ててみました。
本作りの参考になれば幸いです。