本を作るぞ!と思い立つと、突拍子もなくイベントに申し込んだり
本の仕様や締切を定める人は多いのではないでしょうか。
私も本を作ろうというモードになると、
早々に締切を定めて本の製作に取り掛かってしまいます。
数ヶ月の原稿期間と闘わなくてはいけないと分かっていても
本が完成した時の嬉しさは格別です。
そして原稿期間中によくSNSで見る光景といえば
原稿の進捗を公開する作家さんですが、
進捗を公開するのは特に絵を描く作家さんに多いですよね。
載せるのも載せないのも当然ご自身の自由ですが、
どうやら進捗公開にはちょっとしたメリットとデメリットがあるようです。
そこで今回は、原稿の進捗をSNSに載せる場合の
メリットとデメリットを考えていきます。
進捗を公開するか否かで悩んでいる作家さんの参考になれば幸いです。
・進捗をSNSに載せるメリットとデメリット
・進捗は公開すべき?しないべき?
※記事内にプロモーションを含む場合があります。
原稿の進捗、どうして載せる?
原稿の進捗を載せる人がいますが、
そもそもなぜSNSに載せるのでしょうか?
私自身は字書きなので進捗を載せることがほぼ無いに等しいです。
ですので私の個人的な推測も含まれますが、
進捗を載せる理由としてはこのようなことが考えられます。
- 原稿がちゃんと進んでいることを知らせている
- 読者の購買意欲促進のため
- 上手く描けた描写を見せたい
- 特に理由はない
多くの作家さんは、このいずれかの理由ではないかと推測します。
一部のコマが公開されると、「欲しい!」「読みたい!」と
購買意欲がそそられますよね。
進捗公開は、ちょっとした本の宣伝効果にも繋がると考えられます。
進捗をSNSに載せるメリット・デメリット
それでは本題である、原稿の進捗をSNSに載せることの
メリットとデメリットを紹介します。
あまり深く考えずに進捗をSNSに載せていると、
思わぬデメリットが生じることもあります。
具体的にどのような良いところと悪いところがあるのかを
見ていきましょう。
進捗を載せるメリット
原稿の進捗をSNSに載せるメリットは、下記の通りです。
- 新刊の宣伝効果が期待できる
- SNSを積極的に更新することでフォロワー増に繋がる
進捗をチラ見せすることは新刊の宣伝効果が期待できると考えられます。
カッコいい(もしくは可愛い)キャラの表情を一コマでも見れるのなら、
読者としては太田〇散よりも良いお薬になること間違いありません。
そしてSNSを積極的に更新することでフォロワー増にも期待ができます。
積極的な更新といっても塩梅が難しいところですが、
一人でも多くの人に作品を見てもらいたいと思っているのであれば
進捗をSNSに載せることはとても有効といえます。
進捗を載せるデメリット
原稿の進捗をSNSに載せるデメリットは、下記の通りです。
- 無断転載のリスクがある
- 頻繁な進捗公開は、かえって購買意欲が下がる
一枚絵やちょっとした漫画でもなく、
たった一コマの進捗絵でさえも無断転載されるリスクがあります。
中にはSNSアイコンとして無断で利用する人もいます。
例え進捗絵であっても、無断転載のリスクは十分にあるので注意が必要です。
絵の中にSNSのIDを記載したりウォーターマークを付けるなどして
対策をしてから掲載しましょう。
また進捗絵の過度な更新や新刊のサンプル公開は、
読者の購買意欲が下がって逆効果になることも。
進捗やサンプルの段階で結末が何となく見えていたりすると、
公開されている内容だけで満足してしまう読者もいます。
【結論】進捗はSNSに載せるべき?載せないべき?
あくまでも進捗公開をするかしないかは作家さんの自由で、
特に決まりなどありません。
進捗を公開しないからといって不満に思う読者もまずいません。
先ほど紹介した通りメリットとデメリットはありますが、
ご自身の判断で行いましょう。
進捗のチラ見せはより新刊が楽しみになりますし、
逆に全く進捗を載せない作家さんの唐突な
「新刊出します」告知も気持ちが沸き上がるので、
結論どちらでも大丈夫という訳です。
価格がいくらであろうと買う人は買うように、
進捗の報告の有無に関わらず買う人は買う。
ということで、進捗の公開はご自由に!
まとめ
今回は、原稿の進捗をSNSに載せる?載せない?について
紹介してみました。
記載した通り、進捗を載せることは宣伝効果にもなりますが
無断転載のリスクやかえって購買意欲が無くなってしまうこともあるようです。
とはいえ、進捗公開をするかしないかはあまり重要ではないので
深く悩む必要はありません。
紹介したメリットとデメリットを踏まえて、
進捗をSNSに掲載するかどうかを考えてみてくださいね。