2023年5月のスパコミで初めて同人小説を発行した筆者ですが、
発行部数が30部という少部数だったのでイベントの残部を自家通販することにしました。
そこで利用したのが同人作家なら誰もが知っている「BOOTH」です。
イベントも通販も初めてで不安でしたが「まあなんとかなった」ので、
今回は自家通販をした感想を紹介していこうと思います。
またBOOTHの自家通販を利用してみて良かったこと、微妙だったことを
紹介していくので、これから利用を検討されている方は参考にしてみてください。
・BOOTHの自家通販のメリット、デメリット
・自家通販で使用した資材
・自家通販はどれくらいが限度か
BOOTHの自家通販やってみた
ちなみにイベント後に残った本は約15冊ほどです。
通販はあらかじめX(旧ツイッター)とピクシブで告知していた時間(スパコミ当日の夜)に開始しました。
自家通販ということは、基本的に商品登録・本の説明・梱包・発送・通販の開始など全て自分で行います。
通販は告知していた時間通り手動で開始し、10冊くらいは通販開始五分くらいでご購入いただけました。
一気に購入通知が来ると、部数にもよりますが結構大変な作業になると思います。
最初は自家通販以外の委託も考えたのですが、手数料が高くなることと
この部数なら自分でなんとか出来そうと思いBOOTHの匿名配送を利用することにしました。
梱包に使った資材
私が作った本はA6の文庫本なので、A5サイズの厚紙の封筒を用意しました。
厚紙の封筒は少々高いのですが、アマゾンでお安く購入出来ました。
シールが付いているので簡単に封が出来ますが、心配だったので念の為マスキングテープで封をしました。
250ページ以上の文庫本になると収まらない可能性があるのでご注意ください。
また小説は水濡れ防止としてB6のOPP袋(ダイ○ーで購入)したものに入れました。
厚手の封筒+OPP袋を使えば比較的安価で、且つしっかりと梱包が出来ます。
封筒、OPP袋を合わせて一冊あたりの梱包費は約50円でした。
BOOTH自家通販の良い点
私が実際にBOOTHの自家通販を利用してみて良いなと感じた点は、下記の通りです。
- 手数料が安い
- 匿名配送が利用できる(※)
- 商品登録の手続きが簡単
まず最も良いなと思った点は手数料が安いことです。
出来れば委託販売をしたいところでしたが、どうしても委託は手数料が高くなります。
比べてBOOTHの自家通販は圧倒的に安く、少部数を発行する作家には特に嬉しいサービスだと思います。
また「あんしんBOOTHパック」といった匿名配送が利用できるので、
個人情報が心配という場合もこちらの配送方法を使えば安心です。
(※発送地は追跡番号から分かってしまいます)
商品登録はとても簡単で、フリマアプリを利用したことがある方なら
とてもスムーズに出品ができると思います。
BOOTH自家通販の微妙な点
続いてBOOTH自家通販の微妙な点については、下記の通りです。
- 注文一覧が見づらく、管理が大変
- 本を傷つけたりしないか心配になった
- あんしんBOOTHパックは完全匿名ではない
実は私が頒布したたった約15冊でさえも、発送は結構大変だったのが正直な感想です。
個人的な感想になりますが、まずBOOTHの注文一覧が見づらいなと感じました。
購入者の方はクレジットカード支払いの人もいれば、コンビニ支払いの人もいます。
支払い方法によって、すぐに発送できる場合と発送できない場合があるため
注意が必要です。
間違いを防ぐために、封筒の端に注文番号を記載して発送前に照合しましょう。
梱包も発送も全て自分で行うということもあり、本の管理はそれなりに神経を注ぎます。
本に傷をつけたり破いたりしないようにと、白い手袋をつけながら作業しました。
手数料が安く済む分、こうした細かなところで手間がかかるのは仕方がないですね。
またあんしんBOOTHパックは匿名配送と謳っていますが、完全匿名ではありません。
名前と詳しい住所は分かりませんが、追跡番号が付いていますので
「どこから発送したか」と「どの地域に到着したか」といった
大まかな場所は分かってしまうのでご注意ください。
自家通販、何部までなら出来そう?
現実的にスムーズに出来る部数は20部までかなと思いました。
場合によっては通販開始直後で一気に注文が来てしまうケースもあると思います。
それだと20部でもかなりキツイです。
なので一気に発送しようとせず、10冊ずつ発送するなどして分けたりしたほうが良さそうです。
特に、普段フリマアプリなどで作業の流れを掴めていない人にとっては苦行となります。
ただそんなことを言っている私ですが、今度40部ほどをBOOTHで自家通販しますので
そちらの感想はまた別の機会に紹介させて頂きます。
あとがき
あんしんBOOTHパックは委託販売よりも圧倒的に手数料が安いのが魅力的ですが、
全て自分で梱包から発送までの作業を行わないといけないのがデメリットです。
購入者のキャンセルや商品が届かないといったトラブルも、ご自身で対応しなければなりません。
ただ、何度も言いますが少部数なら断然おすすめです。
いずれはBOOTHではなく委託販売も試してみたいなと思っているので、
その時はまた初心者なりの感想を紹介していこうと思います。