同人イベントでサークル側として参加する場合、
テイクフリーのいわゆる「無配」を用意したいという作家さんも多いと思います。
私もこれまで数回のサークル参加で
ご自由にどうぞというポップと共に無配を用意してきました。
無配はいつも本の部数よりも用意しないのですが、
それでも必ずといっていいほど余ってしまいます。
なぜか?と考えた時、まず私のスペースに来てくれる方が
あまり多くないというのはもちろんなのですが
それ以前に『無配のみは貰いづらい』といった
一般参加側の遠慮が関係していることに気付きました。
そこで今回は、同人イベントで無配だけは貰いづらいのはなぜか?
また手に取ってもらいやすくするにはどうしたらいいか?などを考えてみました。
サークル参加される方で無配を作ろうと考えている人は、
ぜひ参考にしてみてくださいね。
・無配を貰う人、貰わない人について
・無配はどうして貰いづらいのか?
・無配を受け取ってもらいやすくするには?
※記事内にプロモーションを含む場合があります。
無配のみ、なぜ貰いづらい?
無配のみを貰いづらい、または無配をそもそも貰わない人には
このような理由があります。
- ペーパー類はそもそも要らないから
- 本を買っていないのに無配だけ手に取ることが出来ない(しづらい)から
主にこのいずれかが要因だと考えられます。
いくら好きな作家さんでも、
無配などのペーパー類は要らない!という人もいるようです。
なぜか?と言うと、
読んだあとの保管に困ってしまうから
一枚の紙だとぐしゃぐしゃになりやすく、結局捨てることになるから
といった理由が多いのだとか。
また、無配の絵やお話はイベント終了後に
ネットで公開する作家さんも多いですよね。
わざわざ会場で手にとらなくても、
ネットで見れるならそれで十分という人もいるようです。
それとは別で、その作家さんの本を購入していないのに
無配だけもらうのは出来ないと単純に遠慮してしまう人も多いです。
これに関しては、気持ちがとっっっても分かります。
私も一般参加でイベントに行くときは、無配だけ貰うことはほぼありません。
理由は「お金を払っていないから貰いづらい」
これに尽きます。
だったら100円でもいいから値段をつけてくれた方が良いとまで思っています。(※私の場合)
どんなに作家さんが快く
「無配だけでもどうぞ!」と言ってくれても
貰いづらいなと感じるので、
遠慮してしまう人の気持ちがとても理解出来るんですよね…。
自分がサークルとして出る時は、
無配だけでも!!!とウェルカム精神なんですけど
一般参加になると途端に貰いづらくなっちゃうんです。
サークル側と一般参加側で、見事なすれ違い通信をしているという実態は
大いにあるといえます。
ですが本当に時々、「貰っていきま~す!」といった感じで
清々しいほどスマートに無配を手に取ってくれる人がいます。
あの風のように受け取って去っていくスマートさ、見習いたいものです。
無配を気軽に受け取ってもらうには?
こればかりはその人の性格にもよるので、
どんなに受け取りやすくしようとも遠慮する人はとことん遠慮します。
ですが、スムーズに受けとって貰うにはいくつか方法があります。
一例を上げるとこんな感じです。
- 本を手に取ってくれた人には無配も一緒に渡す
- あらかじめ頒布前に、本の中に無配を挟んでおく
- SNSで「無配だけでもお気軽に!」とはっきり呼びかけておく(リアルタイムで呟くのもおすすめ)
- 「無配はご自由に!」といった文言をポップ等でしっかり主張する
- スペースを見に来てくれた人に「無配だけでもどうぞ」の声掛けをしてみる(※無理に押しつけないよう注意)
前述の通り「無配は不要」といった人もいるので
けして押しつけてはいけないのですが、
当日スペースを見に来た人に「
無配だけでもどうぞ」と直接声掛けするのは意外にも有効です。
また、一層のこと無配にせず
100円でもいいから値段を付けちゃうのもアリなのですが
ボリュームによっては値段を付けづらい、というのもあると思います。
値段をつけるかつけないかはもちろんご自身の判断になりますが、
ある程度内容にボリュームがあれば
思い切って値段を付けてしまうのも良いでしょう。
まとめ
今回は、無配はなぜ貰いづらいのか?そして一人でも多くの人に
無配を受け取って貰うにはどうしたらいいのか?を紹介してみました。
サークル側としてはせっかく来てくれた一般参加の人に
特典や無配を渡したくなる気持ちがあると思いますが、
一方で一般参加側としては
「お金を払っていないのに無配だけ貰うことはしづらい」といった実態があります。
ですが、ちょっとの工夫で無配を手に取りやすくすることも可能です。
ぜひ、今後のイベント参加の参考にして頂ければと思います。