【作家の本音】同人イベントの一番嬉しい差し入れと、要らないもの3選

同人活動

同人イベントは、好きな作家さんや憧れの作家さんに

直接作品の愛を伝えることが出来るチャンスでもありますよね。

いつも〆切に追われていたり、素敵な作品を無料で見させてもらっているという

日頃の労いを込めて「差し入れを渡したい!」と思っている人も多いはずです。

私もひよっこ同人作家でありながら、差し入れを頂けるのは嬉しいですし

作家さんの読者でもあるため差し入れを渡したいという気持ちにもなります。

でも、一体どんなものが喜ばれるのか?これを渡して迷惑にならないか?などは

永遠の課題だと思っています。

そこで今回は、差し入れはいるのか、いらないのか?

結局一番嬉しいものは何か?について考えていきます。

作家と読者でもある私が、差し入れ事情について正直に話していこうと思います。

※私の経験上を踏まえての話となりますので、全ての作家さんが

同じ気持ちということではありませんのでご注意ください。

この記事では、以下のことがわかります。
・同人作家が一番嬉しい差し入れについて
・正直、貰って困る差し入れ3選

 

結論、手紙にしなさい

女の子が手紙を渡している写真

どんな差し入れよりも戦闘能力が高いのは「手紙」です。

ハッキリ言って差し入れを考えるのであれば、手紙だけで十分です。

あなたの直筆であること、そして時間をかけて想いを文字にしてくれたこと

それがとても嬉しいのです。

私も好きな作家さんには、必ず手紙をお渡しすることにしています。

手紙には、好きなシーンなどを具体的に書くと良いと思います。

 

これは実体験なのですが、とある人気作家さんに手紙を渡そうとした時

作家さんが離席していたのですが、売り子さんがわざわざ作家さんに

その場で電話をしてくださいました。

売り子さん曰く、「直接、読者の人とお話したい」と言っていたのです。

無事に手紙を渡した時「手紙を貰えることが本当に嬉しい」と喜んでいました。

手書きで思いを伝えるって今の時代はほとんど無くなってしまいましたが、

同人イベントで手紙を渡すと、アナログの良さを改めて感じます。

私も頂いた手紙は何度も読み返しますし、改めて作家活動をしていて

良かったなと思わせてくれるので、手紙は他にない最高の差し入れだと思っています。

個人的には、ちょっと凝ったオシャレなレターセットをロフトやハンズなどで購入して

手紙を書くのがおすすめですよ。

 

手紙以外で、喜ぶ差し入れは?

もちろん、手紙以外の差し入れは駄目なのか?というと、

けしてそうではありません。

どうしても手紙じゃないものを渡したいと思う人も居ると思います。

そんな時は、こんな感じで

  • ビオレ 冷タオル(夏の時期)
  • 蒸気でホットアイマスク
  • 足すっきりシート 休足時間

使ってもすぐに捨てられる、物として残らないものがおすすめです。

ビオレ 冷タオル引用元:https://www.amazon.co.jp/

「ビオレ 冷タオル」は別の記事でも紹介したのですが、

夏の暑い時期に重宝するひんやりタオルです。

私が夏のイベントで貰った時にとても良いなと感じたので、おすすめとしました。

同人イベントの差し入れにおすすめな蒸気でホットアイマスク引用元:https://www.amazon.co.jp/

また、差し入れのど定番といえば、「蒸気でホットアイマスク」です。

手紙と一緒に忍ばせても良いですし、目を酷使する作家には助かるアイテムだと思います。

同人イベントの差し入れにおすすめな休足時間引用元:https://www.amazon.co.jp/

最後にこちらも実際に使って良かったなと感じた「足すっきりシート 休足時間」です。

イベント参加する際に遠方から来る作家さんも多いので、

足の疲れを癒してくれるシートも差し入れに最適です。

とにかく差し入れを選ぶ時のポイントは、

食品ではなく使い切れる消耗品であること・重くないもの・かさばらないものだと思います。

そして差し入れの予算は500円以内くらいで抑えておくこと。

また何より作家目線で言えば、「自分の本をお迎えしてくれるだけで十分ありがたいこと」なので

差し入れはそこまで重く考えないようにしましょう。

 

差し入れで困るもの、要らないもの3選

この紹介をする前に、もう一度言っておきます。

これはあくまでも、私の経験上も踏まえての話となります。

全ての作家さんが同じ気持ちということではありませんのでご注意ください。

それでは見ていきましょう。

・入浴剤

入浴剤を注いでいる写真

毎日欠かさずお風呂には入るが、湯船に浸からない私。

自宅には、過去に差し入れで頂いた入浴剤がいくつも残っています…。

まず前提として、ありがたいんです、とても。

でも、使い道のない私にとっては心苦しい差し入れでした。

とはいえ実用性はあるし家にあっても邪魔にはならないので、

けして差し入れとしては悪くないと思います。

 

・甘い系のお菓子(溶けやすいもの)

チョコレートバーの写真

甘い物があまり得意ではない私。

チョコ系のお菓子を沢山頂くと、「おぉ……(食べきれるかな)」と

頭の中で不安が過ぎります。

あと、夏場にチョコ系の差し入れは本当に困るので絶対にNG。

これは私だけじゃなく、他の作家さんも困るのでやめておくべきです。

溶けるからその場で食べないといけないし、溶けることを考えると

段ボールで送ることも出来ないからです。

「チョコ大歓迎!」と作家さんが公言しているのであれば話は別ですが、

基本的に溶ける系のお菓子は余計な悩みが増えるのでやめておきましょう。

あと、もしお菓子をあげるなら必ず個包装になっているものが良いと思います。

 

・明らかに高価なもの

アクセサリーたち

作家さんにいかにもな貢物をする人は少ないと思いますが

例えばギフト券5,000円分や高価なグッズ、アクセサリーなどなど

そういった明らかに高価な物を渡すのはやめましょう。

理由は嬉しいよりも、「こんなの貰ってもいいの?!」「お返ししなきゃまずいかな…」などと

貰った側が余計な気を遣うことになるからです。

差し入れを渡す時は、受け取る相手の立場になって考えることが大事。

貰った側に出来るだけ「申し訳ない」と思わせないのも重要かなと思います。

そもそもあなたがイベント会場に来て好きな作家さんの本をお迎えして、

「応援してます」の一言が貰えるだけで十分な差し入れになっていることをお忘れなく!

 

あとがき

今回は、同人作家に渡す差し入れについて詳しく紹介しました。

貰って一番嬉しいものは、やっぱり手紙です。

ハッキリ言って、手紙に勝る差し入れはありません。

どうしても手紙じゃないもので差し入れを渡したいのであれば、

先ほど例に挙げた消耗品が良いと思います。

また、作家さんが匿名のメッセージボックスを設けているのであれば、

「苦手な食べ物はありますか?」などと確認してみると良いでしょう。

ぜひ、今後の差し入れの参考になれば幸いです。