同人活動は自分のためにやっているとはいえ、読者から感想が貰えたら嬉しいなという気持ちは
無きにしもあらずです。
というより、ポジティブな感想は嬉しいのでどんどん欲しい!というのが本音。
ただし読者からの感想がなかなか貰えない、反応がない、というのは特に字書きの作家に多いようです。
私がSNSを見ているなかでも、同人小説を書いている作家さんの方が
「感想が来ない」と嘆いている印象を受けます。
そこで今回は、「小説の感想が貰えない」「感想が欲しい」と飢えに飢えた
字書きの感想乞食問題について語っていきます。
・小説の二次創作の感想事情
・どうすれば感想が貰えるのか?
字書きは感想が貰えない?
あくまでも私の体感でしかないので例外もあると思いますが、
絵描き作家より字書き作家の方が感想がもらえない、反応がない、というのは事実です。
私なりに軽く分析してみたのですが、恐らく字書きに対しての反応が薄くなってしまうのは
こんなことが考えられます。
- 絵の方が視認性がいいので良かったところ、好きなところを伝えやすい
- 絵は見るが、同人小説はそもそも読まない人がいる
- いいねやブックマークといったリアクションを感想の代わりとしている
やはりイラストの方が一目で作家の雰囲気や書いてある内容が把握しやすく
感想も伝えやすいのかなと思います。
二次創作は少し前と比べると小説がかなり盛んにはなってきているものの
絵の盛り上がりには敵いません。
それに相まって二次創作は絵しか見ない、という人も多いと思われます。
また、Xやピクシブでは気軽にいいねやブックマークが出来るので
良い作品をいいねまたはブックマークといったリアクション=感想にしている
という人も多いのではないでしょうか。
欲を言えば感想は文章で欲しいと言いたいところですが、
見てもらえて更には「いいね」と思ってくれたのならそれだけでももちろん嬉しいです。
感想をくれないのが悪いということでもなく、
書き手と読み手の「感想」の伝え方に認識のズレが少しだけあるような気がしました。
どうすれば読者から感想がもらえる?
では一体どうすれば読者から感想が今よりも貰えるようになるのでしょうか?
正直なところ、これと言った確実な方法は無いというのが現状です。
現実的に、感想を今よりも貰える可能性を上げるのは以下の方法だと考えられます。
- Xに上げる小説作品は短めのお話にする
- 作家同士の交流を深める
- 匿名のメッセージボックスを設置する
すみません。私の浅い経験ではこれくらいしか思いつきませんでした。
X(旧ツイッター)は、他の人たちの投稿で自分の作品がどんどん埋もれていきます。
つまり、視認性を意識しないとそもそも気付いてもらえないことがあるんですね。
そしてXは長文の作品よりも短いめの作品の方が読まれやすい傾向にあります。
大抵の文字書きさんが愛用している新書ページメーカーで例えると、
大体4~5枚くらいの画像に収まるくらいの作品が読者としては読みやすい量みたいです。
ですがこれは絶対ではなく、10,000字超えの作品を新書ページメーカーで画像にして投稿したところ
思ったよりも沢山の反応を頂けたことはありました。
結論、どちらかと言えば短めの文章の方がXのユーザーには好まれやすいみたいなので
読者の反応を意識したいのであれば、短編のお話を投稿すると良いかもしれません。
あとはわざわざ短編のお話にしなくとも、ご自身の妄想を呟いていると
思わぬ共感を得ることもあります(笑)
また、作家同士での交流を深めておくと自分の作品の反応を貰いやすいと思います。
こういう事を言うと、下心のある交流の仕方と思われるかもしれませんが
作家さんと相互関係になると実際に直接反応を頂けることが多いのは事実です。
とはいえ私はあまり交流をするタイプではないのですが、
相互フォロー間で感想を言い合っている作家さんも多々見受けます。
ただし、交流を増やしていけば自分の作品に反応してくれる人も増える反面、
相手が感想をくれたらこちらも相手の作品に感想を送らないとまずいかも?
いつも私ばかり感想を送っていて、この人は全然反応をくれない!
といった考えが過ぎったりする可能性もあります。
人によっては作家同士の交流がのちのちストレスに感じてしまうこともあるので
むやみに人との関わりを作るのはあまりおすすめしません。
そしてご自身のSNS上にマシュマロやウェーブボックスといった
匿名メッセージボックスを設置していない人は、ぜひ設置してみましょう!
感想以外に作品のリクエストを募集するときにも役立ちます。
特にウェーブボックスに関してはメッセージだけでなく絵文字のみを送信する機能もあるので、
読者も気軽に反応ができるサービスなのでおすすめです。
ただしこちらもデメリットはあります。
「匿名」という気軽さから、誹謗中傷を送って来る人も居るかもしれません。
私自身はまだ経験がありませんが、そういったリスクも理解した上で設置を検討しましょう。
自分のために作品を作り上げているとはいっても、書き手は解釈一致の舞を読者と踊りたいし、
出来れば読者の癖(ヘキ)にブッ刺したいのです。
あなたの「好きです」という一言に、書き手は命が救われます。
私は以前、(良い意味で)狂った読者さんから熱烈な感想を頂いたことがあるのですが
その感想がいつまでも作品作りの原動力の一部にもなっています。
「あーなんか書けないな」「書くのやめようかな」と思った時、
皆さんからの感想を読み返してモチベーションが復活することも多々あります。
それくらい感想は偉大なものなので、作品にトキめいたらぜひ一言でも良いので
気軽に送ってみて欲しいなと思います。
あとがき
同人活動をする上で、読者からの感想はとても励みになります。
「好き」と言ってくれるだけで本当に嬉しいですし、今後の作品作りのモチベーションにも繋がります。
今まであまり感想を送ってこなかったなと思ったら、時々でも良いので作家に送ってみてください。
もう一度言います。
あなたの「好きです」という一言に、書き手は命が救われます。